横浜ステーク山手ワードでオープンハウス3日間で1,705人の訪問者

横浜ステーク山手ワードでオープンハウス3日間で1,705人の訪問者

12月21日(土)から23日(月)の3日間、横浜ステーク山手ワードでオープンハウスが開催され、1,705名の訪問者があった。とくに週末の夕方には、「流れが途切れることなく、人々がどんどん連なって入って来られるのを見て、本当に驚きました。」と伊藤横浜ステーク会長は語る。山手ワードは横浜山手外人居住地の観光地の中に位置し、普段から観光客がよく通りかかる場所にある。しかも、教会前の通りは「教会通り」とも呼ばれるほど教会が建ち並び、教会巡りをしている観光客も多いという。日本で初めて宣教師が上陸した横浜の地で、会員たちはこの恵まれた立地条件を活かし、初代ビショップの時から13年間毎月オープンハウスを続けてきた。

030.jpg
036.jpg

1階では、20数枚のパネルや写真、映像などを使って、4つのブースでイエス・キリストの生涯、日本の末日聖徒100年史、子ども達の活動の様子、モルモン書の起源などが紹介された。廊下には2013年の国際ブックフェアで教会の展示ブースに使われた、モルモン書の起源を説明する絵巻と日本の教会歴史についての図柄を再利用した230センチ☓600センチほどの色鮮やかな横断幕が展示された。「えっ、アメリカ大陸に?」「そうか、聖書とモルモン書か。」「その後どうなったんですか。」等の驚きや質問の言葉が聴こえてくる。大きな絵巻とパネルが宣教師の説明を後押ししている。展示に真剣に見入る人の姿もここかしこで見られた。ティルームでは手作りクッキーとココアが提供され、映像を見ながら宣教師と訪問者がゆっくりと談笑できる空間が用意された。

041.jpg
047.jpg

教会の前では、「こんにちは。ここ、教会なんですよ。」「今クリスマスなのでね、特別に教会の中を一般公開しているんですよ。」山手ワードの嶋田ビショップや宣教師が、笑顔で道行くほぼ全員の人に気さくに声をかけた。とくに、「教会の中でクリスマスの歌と伴奏の生演奏をしています。」の声かけには手ごたえがあったという。「皆さんの心にクリスマスを味わいたい、霊的なものを感じてみたいという思いがあるのだなと思いました。」と嶋田ビショップは振り返る。最初の2日間は山手ワードが礼拝堂での音楽を担当した。人々のリクエストに応えて数時間にわたり讃美歌を歌ったのは、実は求道者になってまだ2週間という声楽家の女性だった。「主への祈りを込めて歌いました。」と語るその歌は人々の心に触れ、聴き終えた人の中には涙ぐんで礼拝堂を後にする人もいたという。アンケートには「讃美歌を聴いて心が洗われました。」「心が和らぎ、穏やかになりました。」「生で聴けて本当に良かった。」等の言葉が数多く記載されていた。最終日には横浜ステークの会員の協力を得て、5つのワード・支部が1時間ずつ教会堂の前でキャロリングを行った。歌声は1ブロック先まで響き、美しい歌に聴き入る姿が道路を隔てた向かい側まで広がった。写真撮影の人垣、聖歌隊に合流して一緒に讃美歌を歌う人達、時折沸き起こる拍手、聖歌隊と道行く人々の間で交わされるメリークリスマス・・。クリスマスの平和な雰囲気が街の一角を包んだ。

062.jpg
051.jpg

前年のクリスマスには500名強、ゴールデンウィークには600名の訪問者があった。クリスマスは目標の1000名を大きく超えた。教会広報部、伝道部やステークの協力も大きかった。町田ステークや藤沢ステークからも宣教師が駆けつけた。この日に向けて約半年間入念な準備を重ねてきたが、嶋田ビショップはまだ訪問者数を増やせる余地があるという。「皆さんが教会の中を素通りするのではなく、ゆっくりと音楽を味わい、ティルームで宣教師と談笑できるようなオープンハウスにしたいんです。」山手ワードは準ビジターセンター的な位置づけで、今後も月に一度定期的にオープンハウスが開催される。

064.jpg
035.jpg